画面エビデンスの補足の仕方
ソフトウェアのテストをしたとき、テストを実施したエビデンスとして、画面キャプチャを残すことがあります。
その際、画面キャプチャを残しただけだと、後から見返した時に、どのような操作をしたのかや、何を確認したのかがわからなくなってしまいます。
操作内容や確認ポイントを補足として追記することで、後から見返してわかりやすいエビデンスにすることが多いと思いますが、どの程度の内容を記載するのか、どのような書き方をするのかを、毎回考えたりチーム内で統一したりするのはなかなか面倒だったりします。
そこで、補足の内容やどのような記載方法があるのかを、簡単にまとめてみたいと思います。
操作内容を補足する
まずは、画面上での操作内容を補足する方法から見ていきましょう。
操作箇所に印をつける
一番シンプルなのは、操作した箇所に印をつけることです。
印の付け方としては、
- 四角で囲う
- 矢印で指し示す
の2通りが考えられます。
四角で囲う
矢印で対象を指す
順序を表現する
操作がひとつであれば印をつけるだけで内容が伝わるかもしれませんが、複数の操作をした場合、その順序がわからなくなることがあります。
順序を表現する方法には、「番号を振る」「矢印をつける」の2パターンが考えられます。それぞれの例を見ていきましょう。
番号を振る
矢印をつける
文章で補足する
操作した箇所に印をつけたり、操作順序を記載しただけではわからない複雑な内容を残す必要がある場合は、文章での補足が必要となります。
本文で補足する
まず、画面キャプチャの上に、文書の本文として補足する方法があります。
テキストボックスで補足する
次は、テキストボックスで補足する方法です。
一画面について、記載すべき内容がたくさんある場合には、本文に書くよりもテキストボックスに書く方が見やすくなると思います。
番号を振って操作順序を示した場合は、その番号と連動するようにリスト形式で記載するとわかりやすくなります。
吹き出しで補足する
最後は、吹き出しで補足する方法を見てみましょう。
画面上の特定の箇所についての説明を記載する場合には、吹き出しで記載するのが適しています。
確認ポイント補足する
ここまでで、操作内容を補足する方法を見てきました。
続いて、確認ポイントを補足する方法を見ていきましょう。
確認箇所に印をつける
まずは、確認した箇所に印をつける方法です。
操作内容を補足するときと同様、
- 四角で囲う
- 矢印で指し示す
の2通りが考えられます。
四角で囲う
矢印で対象を指す
文章で補足する
続いて、より詳しい内容を文章で補足する方法を見ていきましょう。
本文で補足する
画面キャプチャの上に、本文として確認内容を記載する方法です。
特定の箇所ではなく、画面全体に渡るポイント(背景色など)を確認した際に適しています。
テキストボックスで補足する
続いて、テキストボックスで補足する方法です。
確認ポイントが複数ある場合には、本文に書くよりもテキストボックスに書く方がわかりやすくなります。
吹き出しで補足する
最後は、吹き出しで補足する方法です。
特定の箇所について補足する場合は吹き出しを使うのが適しています。
おわりに
以上、画面エビデンスの補足方法をまとめてみました。
より丁寧に補足するほど後から見返した時にわかりやすくなりますが、限られた時間の中でどこまで対応すべきかは、状況によって異なると思います。
上記のような方法があることを踏まえた上で、
「それぞれの操作箇所に印だけはつけよう」
「確認ポイントは全て、吹き出しで補足まで記載しよう」
などと、記載のレベル感を決める参考にしていただければ幸いです。